心の揺れを静めるために

20代の頃から大切に聞いてきたミュージシャンにフィッシュマンズがいます。
タイトルは『POKKA POKKA』という歌詞の始まりでこう続きます。

「静かな顔をするんだ」

スロービートの優しい曲で小春日のような風景が見える曲だけど、
今の季節、秋が終わろうとしている季節にもそんな暖かい日がある。
冬がきて寒くなるのを予感しているからなのか、
今年はやけに寂しくて、時折泣いてしまいたいくらいにもなるので静かな顔をしている。

こういう風に気持ちを言葉にするのは、少しだけ久しぶりかもしれない。
2016年くらいから文章を書くことをはじめて、いろいろな人に出会って、文章で表現をすることをとても大切に思うようになってきました。

そんな中、大切なことをたくさん話して、大切に思った人もいたけれど、今はそうではない。
何事もそうだけど、流動していくものだから、その人に興味がなくなった、とか、まして嫌いになったとかではなくて、ただそれだけのこと。

「そこに流れ去った1年の月日があるだけなのだ」

というのは、僕の好きな映画「ジョゼと虎と魚たち」で主人公のジョゼがいうセリフなのだけど、切なくて心に残る。

そんなわけで近頃、喪失感というか郷愁というか、そんな感情を感じることが多いのだけど、ここ1年ぐらいは新しいことにチャレンジをして目まぐるしかったから、少し心が休みたがっているのかもしれません。

冒頭の曲はこんな歌詞で終わります。

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ぼんやりしてればいいことありそうな
気もするし気もしないしわからないけど
寂しい時に泣ければいい
誰かにだけだけやさしけりゃいい
明日に頼らず暮らせればいい
誰かにだけしか見せない
そんな笑顔があればいいのさ

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